最期のラブレター

2018.12.19



雲一つない空だ

きっときみが 迷わないように

花々に包まれて

あの日の寝顔と 変わりはないのに


僕らの明日が晴れるように

笑ってくれたね


踊り出した胸のことを

きみはまだ 覚えているかい?

どうにも弱虫な僕は

その愛おしい声を 待ってしまうよ



やさしい朝が来て

空も山並みも 照れた頰のよう

お別れしなくちゃな

きみは強いから 怖くないんだろうな


二人がここにいた時間を

忘れはしないよ


踊り出した胸のことを

きみはまだ 覚えているかい?

どうにも弱虫な僕さ

その愛おしい肌よ まだ消えないでいて



踊り出した胸のことを

思い返したら 泣いてしまうから

この胸に仕舞っておくよ

幼い僕ときみの 秘密にしよう


踊り出した胸のことを

僕はまだ 覚えてるよ

また逢えるその日まで 僕は

きみの大事なものを ずっと守るから