十八


2015.01.07



冷えた公園 朝日に照らされ

白い月 肩を隠し笑っている



心の中 ばれないよう 壊れないよう

息を潜め 抑え込んでいた


優しい言葉を幾つも聞いた

止めていたのは自分だった

逃げれば楽だったのに

涙見せても良かったのに



自分が負けそうだってわかってても

それはやめる理由にはならないさ

本当は弱いよ、強くなんかないよ

(空っぽな心も 曲げないで


自分が消えそうだってわかってても

自分で消えるのとは違うって気付いて

ぜんぶを背負って ぜんぶを想って)

正解はわからないけど

歌ってくんだ




好きな歌 それすらも合わないで

幸せを決めつけるのか


人に出会って 壁に当たって

寒い夜も叫んでいた

辞めれば楽だったのに

普通のままで良かったのに


茨の道でも進んでいくよ

踏まれて蹴られて 上等じゃないか

弱音を塞いで 溜息殺して

間違っていたとしても

歌ってくんだ



飛んで

跳ねて

回って

笑った


暗い

海の

底が

見えた


青い

空は

今日も

ここにある



世界が信じられなくても

あなたを信じてくれる人がいる

「明後日は晴れる」って誰かが言った


自分が負けそうだってわかってても

それはやめる理由にはならないさ

産声をあげた その意味を作れ

今は空っぽだとしても


自分の信じるものを歌っていくよ

振り返らずに済むよう

流れなんて作るさ

あなたがいるこの場所に歌う意味があって

伝えたいことがあるから


この叫びを