きみと歌

2018.11.09

「きみ」は、歌をつくるひと
「あなた」は、きみが産んだ歌と

わたしが産んだ歌が巡り会わせてくれた
あなたたちのことです。




いつの間にか 笑い話

涙隠した あの日のこと

突き刺す目が 痛くて 痛くて

どうか ここに居させてと


あの日観たドラマのような

大それたことはない

誰かに話す程でもないけど

ちょっと手を貸してよ



あなたといるときくらいは

笑っていよう



まるでぼくの福笑い

苦しい言葉を手に取って

暗闇の中 並べ替えたら

笑ってしまう 歌になる


きみもきっと 同じだろう

たくさんの擦り傷が

ぼくの痛みを かばうように

今日も 叫ぶのだろう



あなたといるときくらいは

笑っていよう



きみがいるから

ぼくは笑ってる

あなたの側で

いつも笑ってる


きみがいるから

ぼくは歌ってる

あなたの側で

いつも歌ってる