2015.02.26
偽りのなかで
偽りの「愛」で
正直者が一番弱く
正直者が負ける世界
きっと続く事なんて無い
始まった全ての終り
それは繰り返されて
また終わるだけの最後
信じたまま
朽ち果てる
「本当」を辿った
「さよなら」の無いさよなら
結局は何もかも自分の所為で
削られた欠片が戻ることなど無い
全て解っていたつもり
何も解っていなかった
解っていたのは
自分のなかの「本当」
叫んでも
叫んでも
伝わらないものが在る
伝わったような虚構が見える
それでも変わらない世界で
変わっていない「私」を見せる
変わっていない、ような
靄がかったハレの日
開かない眼で
それでも進む