赤の言い訳

2015.07.30

解り合えないことを
「赤の他人だから」なんて
言い訳したくないんだ




肌を覆う暑さ 汗の匂い

私は一体 何処へ行くの

長い髪ほどいて 朝を見た

私は一体 何処へ行く


シャワーを浴びた

濡れた髪の隙間

そこから見える

濡れた疑いの目


解ったような顔で諭すなよ

私には 身を投げても

守りたいものがある

解ってなんかないのさ

微塵も だってあなたは

赤の他人

赤の他人



意地を張った日 寝転ぶ空

あなたは一体 何を見たか

黙り込んだ日 俯く足

あなたは一体 何を見る


煙草を浴びた 黄ばんだ天井

何が負けだ 闘ってるんだ



言いたいことは沢山ある

それも大体言ったはずなのに

言いたいことが沢山あるだろう

何故、目を見てそれを言わない


解ったような顔で諭すなよ

私には 離せない

愛する人がいる

解ってなんかないのさ

微塵も だってあなたは 

赤の他人

赤の他人


解ってるんだだからもっと

胸を張って喋れよ

人の所為にしてるのは誰だ

解ってなんかないのさ

微塵も だってあなたは

赤の他人

赤の他人



本当は全てを愛せる世界を

望んでるんだ それだけさ

ごめんね